演技未経験で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した俳優・奥平大兼さん。
その輝かしいキャリアの陰には、小学校時代の空手全国大会優勝や中学時代のバスケ部での3年間、そしてコロナ禍で学校行事がことごとく中止になった特別な高校時代がありました。
この記事では、奥平大兼さんの出身高校や学歴、そして学生時代のエピソードを詳しくまとめています。
・奥平大兼の出身高校(東京成徳大学高等学校)の偏差値と学校の特徴
・中学時代のバスケ部活動と渋谷でスカウトされた経緯
・コロナ禍の高校時代のエピソードと大学進学の有無
奥平大兼の出身高校と学歴を徹底調査
奥平大兼さんの高校はどこなのか、学歴はどのような経歴なのか。
小学校・中学校・高校それぞれの時代のエピソードを含めて、詳しく解説していきます。
小学校時代は空手で全国大会優勝
奥平大兼さんの学生時代を語るうえで、まず小学校時代のエピソードははずせません。
小学校の学校名は公表されていませんが、東京都内の小学校に通っていたことは確かです。
出身地が東京都と公式プロフィールに記載されているため、東京都内の小学校に通っていたと考えて間違いないでしょう。
そしてこの小学校時代、奥平さんはとんでもないことをやり遂げています。
なんと、6歳から12歳まで空手を習っており、その間に全国大会で優勝を経験しているんです。
全国大会での実績は以下の通りです。
| 年 | 大会名 | 結果 |
|---|---|---|
| 2012年 | 全国武道空手道交流大会「形」 | 優勝 |
| 2013年 | 全国武道空手道交流大会「形」 | 3位 |
| 2014年 | 全国武道空手道交流大会「形」 | 準優勝 |
空手の段位は初段(黒帯)を取得しているという、なかなか本格的な実力の持ち主です。
6歳のころテレビで空手の試合を見て「やってみたい」と思ったのがきっかけで習い始めたそうで、以来6年間ひたすら鍛錬を重ねてきました。
先生がかなり怖くて、慣れるまでが大変だったというエピソードも残っています。
毎日同じ型を繰り返すような地道な積み重ねを、小学生のころから当然のようにこなしてきた。
今の俳優としての集中力や、カメラ前での落ち着きとどこか通じるものがある気がしますよね。
空手で全国大会優勝という輝かしい実績は、奥平大兼さんが俳優になる前からアスリート気質を持つ人物だったことを物語っています。
小学校は2010年4月入学、2016年3月卒業。
その後は中学進学とともに空手を辞め、バスケットボールへと転向することになります。
中学はバスケ部に3年間所属
中学校に入学した奥平大兼さんは、空手からバスケットボールへと転向します。
出身中学校は東京成徳大学中学校(東京都北区豊島)と考えられています。
本人が「中高一貫校に通っていた」と複数のインタビューで明かしており、後述する高校(東京成徳大学高等学校)もまた同じ中高一貫校であることから、中学もその付属校である東京成徳大学中学校と見てほぼ間違いないでしょう。
公式プロフィールには「中学3年間、バスケットボールが特技」とはっきり記載されています。
この”3年間”という表現がポイントで、途中でやめることなく中学校生活のすべてをバスケットボールに費やしたことがわかります。
空手から新しいスポーツへの転向という、普通に考えたら相当なチャレンジをさらっとこなしているあたりも、さすが全国大会優勝経験があるだけの身体能力の高さがある、と思いますよね。
東京成徳大学中学校は東京都北区豊島に所在する私立の共学校で、中高一貫教育を行っています。
部活を優先して芸能活動を休止
中学時代の奥平さんは、バスケ部の活動を最優先に考えていました。
実は中学1年の冬にスターダストプロモーションからスカウトされ、芸能事務所に所属することになったのですが、当時はまだ芸能界にあまり興味がなく、現実味を感じられなかったそうです。
「現実味を感じず、すぐにはやる気も起きなかった」と本人が語っているように、バスケ部の活動の方がずっと大切だったんですね。
そのため、事務所に所属してからも、中3の9月に部活を引退するまで、芸能活動は実質休止状態でした。
引退後に初めてオーディションに挑んだのが映画「MOTHER マザー」で、その初戦で一発合格という、まるでドラマのような展開が待っていたわけです。
東京成徳大学中学校には2016年4月入学、2019年3月卒業。
中学3年間は普通の学生としてバスケに打ち込んだ充実した日々だったようです。
中1の冬に渋谷でスカウトされた経緯
俳優・奥平大兼さんの芸能界入りのきっかけは、ある意味でとても偶然的なものでした。
中学1年生の冬、渋谷駅の改札付近でスターダストプロモーションの担当者にスカウトされたというのがその始まりです。
友達と一緒に渋谷に出かけていたとき、途中で友達とはぐれてしまい、駅の改札あたりでうろうろしていたところを声をかけられたのだとか。
……なんかすごい偶然ですよね。
「友達とはぐれた」というちょっと焦る場面から芸能界への道が開けたわけですから。
周囲のすすめもあって芸能事務所への所属を決めましたが、先述のように当時は芸能界への興味はほとんどなかったそうです。
それでも、レッスンを受けながらバスケを続けつつ、中3の9月に部活を引退した後に初めてオーディションに挑戦します。
そのオーディションが映画「MOTHER マザー」のものでした。
事務所からは「最初の勉強だと思ってください」と言われていたほどの状況でしたが、2018年11月、なんと初オーディションで周平役に即日合格を果たします。
数百人もの応募者の中から演技未経験の奥平さんがいきなり選ばれた、というのは、当時のスタッフにとっても相当な驚きだったことでしょう。
渋谷でのスカウトというある意味での偶然が、日本アカデミー賞新人俳優賞受賞俳優の誕生につながったのです。
出身高校は東京成徳大学高等学校
奥平大兼さんの出身高校は、東京成徳大学高等学校であるとされています。
東京都北区豊島に所在する私立の男女共学校で、1926年創立というおよそ100年の歴史を誇る伝統校です。
奥平さん本人はこれまで出身高校の名前を明言していません。
ただし、インタビューでは「中高一貫校に通っていた」「芸能コースのある学校ではなく、普通の高校だった」という発言をしており、通信制や芸能専門コースを持つ高校ではないことは確かです。
東京成徳大学高等学校のWikipediaの著名な卒業生欄に奥平さんの名前が掲載されていることや、中学から中高一貫校に通っていたという発言との整合性から、複数の情報が一致しているため、この高校の出身者だと広く認識されています。
東京成徳大学高校の学校の特徴と校風
東京成徳大学高校は、勉強も部活も真剣に取り組む雰囲気が根付いている学校です。
とりわけ有名なのが女子バスケットボール部で、全国大会の常連校として知られています。
「やるなら本気で」という空気感が学校全体に流れている印象で、スポーツに力を入れながらも進学実績もしっかりある文武両道の学校です。
中学時代にバスケ部で活躍していた奥平さんが、この学校に進学したというのも、なんとなく納得感がありますよね。
2019年4月入学、2022年3月卒業と、中学から引き続き同じ校舎で6年間を過ごした形になります。
東京成徳大学高校の偏差値は52〜65
東京成徳大学高等学校は3つのコースに分かれており、コースによって偏差値が異なります。
| コース名 | 偏差値 |
|---|---|
| 特別進学コース | 65 |
| 進学選抜コース | 57 |
| 進学コース | 52 |
最も難易度の高い特別進学コースは偏差値65と、難関大学を目指す生徒向けの水準です。
奥平さんがどのコースに在籍していたかは公表されていませんが、偏差値の範囲としては52〜65とされています。
中学から中高一貫で進学してきたこと、そしてインタビューで「普通の高校」と表現していたことを考えると、学業と芸能活動を両立できる環境のコースだったのかもしれません。
どのコースにいたとしても、私立の伝統校としてしっかりとした教育環境を持つ東京成徳大学高等学校の卒業生であることは間違いありません。
高校時代のエピソード:コロナ禍の青春
奥平大兼さんの高校時代を語るうえで欠かせないのが、コロナ禍の影響です。
奥平さんは2003年生まれですので、高校1年生が2019年、2年生が2020年。
つまり新型コロナウイルスの感染拡大が始まったのが、ちょうど高校2年生のタイミングでした。
修学旅行はオーストラリアへの旅行を予定していたのに全部中止、文化祭や体育祭などの行事もほとんどなくなり、友達と放課後に遊びに行くこともできない日々が続いたそうです。
インタビュー(ENCOUNT)では次のように振り返っています。
「高校2年のときにちょうどコロナが始まって、学校行事が一番多い時期だったのに、ほとんど全部なくなってしまって。修学旅行も、本当はオーストラリアに行く予定だったんです。でも中止になって、友達とも遊びに行けず、家でゲームしたり。まあ、それはそれでいい思い出にはなってますけどね」
前向きにまとめてはいるものの、本当は思いっきり青春したかったんだろうなと感じてしまいます。
「それはそれでいい思い出」という言葉に、少し寂しさが滲んでいますよね。
大人ぶっていた高校時代
もうひとつ、高校時代のエピソードとして有名なのが「大人ぶっていた」という話です。
高校1年生のときに映画「MOTHER マザー」の撮影があり、以来、友達のノリについていけなくなってしまったと本人が語っています。
めざましmediaのインタビューではこんな言葉を残しています。
「高校1年生のときに初めてお芝居をやらせていただいたのですが、それから、中学時代のようにキャピキャピできなくなった、ということはありました。中高一貫校だったので、友だちは変わらなかったのですが、僕だけ友だちのノリについていけなくなって。大人ぶっていたのか、役を引きずっていたのか…体力も、気力もなかったんですよね」
10代で「母親に翻弄される息子」という重い役を演じた経験は、高校生の日常とは大きくかけ離れたものでした。
役を引きずっていたのか、それとも大人の世界を垣間見てしまったのか……青春の複雑さが伝わってきます。
一方で、洋服が大好きで学校帰りに原宿や渋谷を友達と歩き回っていたというエピソードも残っています。
お金がないので服を見るだけで帰るというのが定番だったそうですが、タピオカが大流行した時期でもあり、友達とよくタピオカを飲みに行っていたとのこと。
「タピオカは青春の味」と笑顔で語っているのが印象的です。
俳優としての仕事と普通の高校生活の間で揺れた奥平大兼さんの高校時代は、誰もが経験するような高校生らしい青春とは少し違う、特別な3年間だったと言えます。
高校卒業後は大学進学せず俳優業に専念
奥平大兼さんは2022年3月に東京成徳大学高等学校を卒業しましたが、その後大学への進学はしていません。
公式プロフィールにも大学進学についての記載はなく、主要メディアの人物情報にも大学名や進学先の情報は一切確認できない状況です。
高校在学中からすでに映画・ドラマへの出演が複数あり、業界での評価も高まっていた時期でした。
日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞したのも高校在学中の2021年のこと。
「学業との両立」という制約がなくなった高校卒業後は、俳優としての活動に専念できる環境が整い、その後の活躍ぶりはご存知の通りです。
2022年以降は映画・ドラマの主要キャストとしての出演が急増し、若手実力派俳優としての地位を確立していきます。
大学には行かなかったことで、同世代の多くが学生生活を送っている20代前半の時期に、一段と充実した俳優キャリアを築いていく道を選んだわけです。
高校卒業を機に俳優業に全力投球する道を選んだことが、奥平大兼さんのその後の大きな飛躍につながったことは間違いないでしょう。
奥平大兼の高校を調べる人向けの関連情報
奥平大兼さんの高校を調べているみなさんが気になるであろう、プロフィールや代表作、現在の評価についてもまとめてみました。
プロフィールと身長173cmの基本情報
奥平大兼さんの基本プロフィールをまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | 奥平大兼(おくだいら だいけん) |
| 生年月日 | 2003年9月20日 |
| 出身地 | 東京都 |
| 身長 | 173cm |
| 血液型 | O型 |
| 所属事務所 | スターダストプロモーション制作2部 |
| 趣味 | 芸術鑑賞、洋楽・クラシック、ピアノ |
| 特技 | バスケットボール、空手(初段) |
| 好きな食べ物 | アヒージョ |
| 嫌いな食べ物 | ピーマン |
| 憧れの俳優 | 山田孝之 |
身長は公称173cm。
スラリとした体格で、スクリーン映えするルックスをお持ちです。
趣味がピアノや洋楽・クラシックというのは、芸能人らしい繊細さと感受性を感じますよね。
スポーツ(空手・バスケ)とカルチャー(音楽・芸術)の両方をバランスよく好んでいるのが奥平さんらしいと思います。
嫌いな食べ物がピーマンというのが、なんか親しみやすくてほっこりします。
どんなに受賞歴があっても、ピーマンは苦手なんですね(笑)。
代表作「MOTHER マザー」と新人賞受賞歴
奥平大兼さんが一躍注目を集めたのは、映画「MOTHER マザー」(2020年7月公開)への出演でした。
演技未経験ながら初オーディションで主要キャストに抜擢され、長澤まさみさんが演じる母親に翻弄される息子・周平役を体当たりで演じました。
役作りのために体重を57kgから47kgまで落とすという過酷な食事制限を行い、「立ちくらみがするくらいきつかった」と語っています。
当時まだ高校生だったことを考えると、その取り組みの真剣さに圧倒されます。
この作品での演技が高く評価され、数々の映画賞を受賞しました。
| 年 | 賞 | 受賞内容 |
|---|---|---|
| 2021年 | 第44回日本アカデミー賞 | 新人俳優賞 |
| 2021年 | 第63回ブルーリボン賞 | 新人賞 |
| 2021年 | 第94回キネマ旬報ベスト・テン | 新人男優賞 |
| 2021年 | 第30回日本映画批評家大賞 | 新人男優賞 |
| 2023年 | 第15回TAMA映画賞 | 最優秀新進男優賞 |
その後も映画・ドラマへの出演が続き、2023年6月には映画「君は放課後インソムニア」で映画初主演を森七菜さんとのW主演で果たしました。
原作ファンからも高く評価されたこの作品を皮切りに、2024年以降は主演作の本数がさらに増えていきます。
「MOTHER マザー」での衝撃的なデビューを皮切りに、奥平大兼さんは若手俳優としての実力を業界に広く認められていきました。
Z世代から支持を受ける若手俳優としての評価
奥平大兼さんは現在、Z世代を中心に幅広い世代から支持を集める若手実力派俳優として認知されています。
タレントパワーランキングでは「演技力がある」20代男優部門で1位を獲得しており、その演技力への評価はお茶の間にも浸透しています。
デビュー作から一貫して「重い役・難しい役」に真摯に向き合う姿勢と、年齢に見合わない落ち着きと存在感は、共演者やスタッフからの評価も高いとされています。
派手なビジュアルや大きな話題性よりも、作品の中で静かに輝く演技スタイルは、多くのファンが「気づいたら目で追っていた」という感想を持つほど独特のものがあります。
2025年にはTBSドラマ「御上先生」に出演し、2026年にはNHK「悪魔の手毬唄」、さらには「税金で買った本(夏放送予定)」にて主演を務めるなど、話題作への出演が続いています。
空手で全国大会優勝、バスケに3年間打ち込み、演技未経験から日本アカデミー賞を受賞——奥平大兼さんの軌跡は、まさに努力と才能が重なった物語です。
奥平大兼の高校についてのまとめ
- 出身高校は東京成徳大学高等学校(東京都北区豊島)とされている
- 東京成徳大学高校は1926年創立の私立共学の伝統校
- 高校の偏差値は52〜65(特別進学・進学選抜・進学の3コース)
- 本人は高校名を明言していないが、中高一貫校在籍の発言と複数の情報が一致
- 出身中学は東京成徳大学中学校で、中高一貫校を6年間通った
- 中学時代はバスケットボール部に3年間所属し、部活を最優先にしていた
- 中学1年の冬、渋谷駅の改札付近でスターダストプロモーションにスカウトされた
- スカウト後も部活引退(中3の9月)まで芸能活動を休止していた
- 初オーディション(映画「MOTHER マザー」)で即日合格という快挙を果たした
- 小学校時代は空手を習い、全国武道空手道交流大会で2012年優勝・2014年準優勝
- 空手初段の段位を持ち、特技にバスケットボールと空手が記載されている
- 高校時代はコロナ禍で修学旅行(オーストラリア予定)など学校行事がほぼ中止に
- 高校時代に俳優デビューし「大人ぶっていた」と当時の気持ちを振り返っている
- 高校卒業後(2022年3月)は大学に進学せず俳優業に専念
- 日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ数々の映画賞を受賞し若手実力派として活躍中

