あおぎり高校のVTuber・音霊魂子さんが2023年に立て続けに炎上し、無期限活動停止にまで発展した一連の騒動——その発端は「有料配信をサボって裏で男性絵師とゲームをしていた」という、まさかの事実の発覚でした。
号泣謝罪をした直後にまた炎上し、さらには身内からの顔バレリークまで起きるという、VTuber界でも異例の展開に多くのファンが驚いたのではないでしょうか。
この記事では、炎上の理由・経緯・活動停止に至るまでの流れを詳しくまとめています。
・音霊魂子(音霊たまこ)が炎上した理由と2つの騒動(裏ヴァロ・差別発言)の詳細
・顔バレが「内部リーク」だった経緯と前世・中の人「はな」特定の根拠
・無期限活動停止から復帰するまでの流れと現在の活動状況
音霊たまこ(音霊魂子)の炎上理由と活動停止の経緯
VTuberグループ・あおぎり高校の音霊魂子さん(音霊たまこ)は、2023年に立て続けに炎上を引き起こし、最終的に無期限活動停止という事態に至りました。
ここでは、炎上の発端から活動停止に至るまでの経緯を詳しく解説していきます。
炎上のきっかけは「裏ヴァロ騒動」だった
音霊魂子さんの炎上の発端は、2023年2月に起きた「裏ヴァロ騒動」と呼ばれる出来事でした。
ことの始まりをもう少し詳しく説明すると、実はその直前の2022年後半頃から、ファンの間ではじわじわと不満が積もっていたようなんです。
具体的には、あおぎり高校メンバーと15分通話できるFANBOXの高額支援プランが突然廃止されたこと、そしてニコニコチャンネルで行われていた有料ASMR配信のドタキャンが何度も続いていたこと。
毎回お金を払ってチケットを取っているリスナーにとっては、かなりストレスのたまる状況だったと思います。
そして2023年2月、ついに大きな事態が発覚します。
音霊魂子さんのSteamアカウントがネット上に流出し、VALORANTのプレイ履歴が丸ごと掘り起こされてしまったのです。
そのプレイデータを解析した結果、ドタキャンしたニコニコ有料配信の「予定時間中」に、音霊魂子さんがVALORANTでゲームをしていたことが判明。
しかも、当該のアカウントはあおぎり高校から支給された「公式用Steamアカウント」だったということで、二重の意味でアウトな状況になってしまいました。
つまり、リスナーのお金と期待を受け取りながら、その裏でゲームに興じていた——という構図が数字の上で証明されてしまったのです。
「裏ヴァロ(裏でヴァロラントをしていた)」という略称がそのまま事件の通称になったのは、この事実の分かりやすさゆえでしょうね。
Steamアカウント流出でわかったこと
流出したSteamアカウントのフレンドリストには「もなかーる」という名前のアカウントが存在しており、そのプロフィール情報から男性絵師との関係が浮かび上がりました。
音霊魂子さんはもともと活動中に「友達がいない」「ぼっちです」というキャラクター性を打ち出してリスナーとの距離を縮めていたこともあり、この発覚は余計に衝撃を与えました。
「友達がいないとアピールしながら、裏では男性と遊んでいた」という認識が広まったことで、炎上はより激しいものになっていきます。
有料配信をサボって男性絵師と遊んでいたことがバレる
Steamアカウントの流出を受けて、音霊魂子さんはすぐに釈明配信を行い、涙ながらに謝罪しました。
その謝罪配信での説明内容をまとめると、以下のようになります。
| 項目 | 音霊魂子さんの説明 |
|---|---|
| Steamアカウントは自分のものか | 自分のものと認める |
| 有料配信時間にゲームをしていたか | 事実と認める |
| 男性絵師との関係 | 彼氏ではなく友達 |
| アカウントについて | 公式用を誤って使った |
| 今後もゲームするか | やめるとは言えない |
この謝罪で注目されたのは、「配信をずらして遊んでいた事もあったりしました」という発言です。
つまり配信の時間をわざとずらしてゲームをしていたケースもあったことを自ら認めてしまったわけで、「一度だけのミス」ではなかったことが示唆されました。
また「絶対に今後ゲームはしません」と言えなかった点についても、正直といえば正直ですが、謝罪の場で「また誘惑に負けるかも」と示唆するような発言は、炎上をさらに広げる結果になりました。
さらにその後、2月18日に開催されたPalette Project×あおぎり高校のツーマンライブでは、音霊魂子さんのグッズだけが売れ残るという事態が発生し、リスナーの冷え込みぶりが数字に出てしまう形になりました。
これはきつかったでしょうね…。
自分のグッズが並んで売れ残る光景というのは、言葉にできない種類のダメージがあったと思います。
裏ヴァロ騒動は、単に「サボりがバレた」という話にとどまらず、ファンとの信頼関係を根底から問い直す出来事になったのです。
号泣謝罪で終わらず顔バレまで引き起こした炎上の流れ
通常であれば謝罪配信をすれば炎上はある程度落ち着くものですが、音霊魂子さんのケースはそうはなりませんでした。
謝罪の翌日以降、各まとめサイトやインフルエンサーがこの件を大きく取り上げ、炎上はさらに拡大。
その流れの中で、事態が大きく動きます。
インフルエンサーの滝沢ガレソ氏が、あおぎり高校の身内メンバーからの情報提供としてXに投稿したのです。
その内容は「音霊魂子の顔バレ写真を入手した」というもの。
同時に、事務所内でのトラブルや過去の問題行動に関する情報も暴露されました。
投稿の信憑性を示すため、滝沢ガレソ氏は顔バレ写真の一枚を実際に公開。
これにより、それまで素顔が不明だった音霊魂子さんの中の人(声優・キャスト)の顔が初めてネットに広まることになりました。
整理すると、顔バレに至った流れはこうなります。
①音霊魂子が有料配信をサボって裏でゲームをしていたことがバレて炎上
②その炎上を見て、以前から音霊魂子に不満を持っていた身内メンバーが滝沢ガレソに顔バレ写真をリーク
③滝沢ガレソがXで写真を公開
この流れを見ると、顔バレは「炎上の副産物」でありながら、音霊魂子さんに対する事務所内の不満が爆発した結果でもあったということが分かります。
VTuberにとって顔バレは特に大きなリスクですが、外部からの攻撃ではなく身内からのリークという形で起きたのは、炎上の根深さを物語っているようで、読んでいて少し複雑な気持ちになりました。
差別発言で再び炎上した理由と発言内容
裏ヴァロ騒動からおよそ1か月後の2023年3月13日、音霊魂子さんはYouTubeの生配信中に不適切発言を行い、再び大きな炎上を引き起こします。
問題になった発言は「猿でもチョンでもできる」というものでした。
「チョン」という言葉には、在日韓国・朝鮮人の方々に対する蔑称としての意味が含まれており、差別用語として認識されている言葉です。
音霊魂子さん本人は、差別的な意味があることを知らずに口にしてしまったと説明しています。
Xに投稿した謝罪文でも「自分自身、差別的意味が含まれていることを知らず、不用意に話してしまいました」と述べており、悪意のある発言ではなかったことを強調しました。
運営のクリエイトリング(当時)は公式Xアカウントで「配信内で不適切な発言があったとのご指摘をいただいた」と謝罪し、音霊魂子さんに対して厳重注意処分を下したことを発表しました。
ただ、ここで問題になったのはタイミングです。
裏ヴァロ騒動でネット上の注目度が上がっていたこともあり、「一度炎上した配信者」として名前が知れ渡った後の発言だっただけに、批判の声はより大きく広がりました。
差別発言に対する世間の反応
この件についてはネット上でも意見が分かれました。
「知らなかったとはいえ放送中に使うのは問題」という批判の声が多くある一方で、「言葉の意味を知らずに使っていた人は他にもいる。叩きすぎでは」「元々差別意識があったわけではない」という擁護の声も一定数ありました。
いずれにせよ、立て続けに炎上が起きたことで「音霊魂子さんに対する世間のまなざし」は大きく変わってしまいました。
知名度は上がったかもしれませんが、それが良い形での注目ではなかったことは確かです。
短期間に2度の炎上を起こしたことで、音霊魂子さんへの信頼は大きく損なわれる結果となりました。
運営viviONが無期限活動停止を発表した経緯
差別発言から2日後の2023年3月15日、音霊魂子さんは自らXで活動自粛を発表しました。
「現在ファンの皆様、メンバー、運営、沢山の方にご迷惑・ご心配をおかけしている事を自覚しています。今後の活動について、自分の中で考えた結果、しっかり反省する時間を取りたいと思いました」というコメントとともに、しばらくの間活動を自粛する旨を伝えたのです。
この時点では「活動自粛(休止)」という表現でしたが、事態はここで終わりませんでした。
2023年4月13日、運営会社のviviONが正式に「無期限活動停止」を発表します。
viviONの発表では、差別発言などの問題に加えて「本人の希望」も活動停止の理由に挙げられています。
また、運営としての見解として「あおぎり高校の活動よりプライベートを優先し過ぎ、自制の効かない行動が目立っていた」という言葉も盛り込まれていました。
「自制の効かない行動」という表現は、裏ヴァロ騒動だけでなく、2022年後半から続いていた有料配信のドタキャンや、グループ全体の管理体制の問題も含めた総括と受け取れます。
なお、viviONはこのタイミングで2023年4月からクリエイトリングを吸収合併し、運営を引き継いだ会社でもあります。
新体制の船出として、まず問題を整理する必要があったという側面もあったかもしれません。
他のあおぎり高校メンバーへの波及
この一連の騒動は、音霊魂子さんだけにとどまらず、あおぎり高校全体の問題として発展しました。
裏ヴァロ騒動の調査の過程で、栗駒こまる・石狩あかり・大代真白・山黒音玄の各メンバーも配信外でVALORANTをプレイしていたことがSteamのプレイデータから発覚したのです。
4人の中で特に問題視されたのは栗駒こまるさんで、節電を理由にメンバー限定配信を中止していた時間帯に男性とVALORANTをプレイしていたことが判明し、炎上に近い状態になりました。
他の3名については「付き合いで数回やっていただけ」という事情が分かりほぼ問題視されませんでしたが、グループ全体への信頼に傷がついた形となりました。
viviONはグループのコンテンツ更新を一時休止し、全メンバーに対してメンバーとしての行動規範に関する教育を実施すると発表。
個人の問題が、グループ全体の活動見直しにつながるという異例の事態となりました。
炎上続きに対する世間の声
一連の炎上を受けて、ネット上にはさまざまな声が飛び交いました。
批判的な意見としては「ガチ恋営業をしながら裏では男性と遊んでいたのはひどい」「号泣謝罪しておきながらまたすぐ問題を起こした」「運営の管理体制がそもそもルーズすぎる」といった声が多く見られました。
一方で、擁護・同情的な声も少なくなかったのが特徴です。
「謝罪配信での正直な姿が逆に誠実だった」「差別発言は本当に知らなかっただけで悪意はない」「炎上に便乗した誹謗中傷は行き過ぎ」「身内からの顔バレリークの方が問題では」という意見も多く見られました。
viviON自身も「今回の件に関しまして、本人たちも十分に反省している。臆測に基づく誹謗中傷は控えてほしい」と声明で訴えています。
「炎上した人物=完全な悪」という単純な構図にはならなかった今回の件。
音霊魂子さんの人柄を知っているファンほど、炎上の内容と「知っている音霊魂子像」のギャップに戸惑ったのではないでしょうか。
炎上そのものよりも、活動の積み重ねとファンへの誠実さを問い直す出来事として記憶されることになった炎上と言えるでしょう。
音霊たまこの炎上を調べる人向けの関連情報
炎上の経緯に加えて、音霊魂子さんについてよく検索されているトピックをまとめました。
顔バレの経緯、前世(中の人)に関する情報、そして活動再開後の現在の状況についてお伝えします。
顔バレ写真が流出した経緯とその真相
音霊魂子さんの顔バレは、炎上の副産物として起きた出来事でした。
もともと音霊魂子さんの「中の人(声を担当するキャスト)」については、元ツイキャス主の「はな」さんと同一人物とする説がネット上で広まっていました。
過去にツイキャスで活動していた際に撮影された写真が一部流出しており、snowアプリで加工された写真からある程度の人物像は推測できていたものの、素顔まではわかっていない状態でした。
転機になったのが前述の裏ヴァロ騒動です。
炎上が大きくなる中で、滝沢ガレソ氏があおぎり高校の身内メンバーからのリーク情報として顔バレ写真を入手したと発表。
証明として加工のない素顔写真を公開したことで、中の人の顔が初めてインターネット上に広まることになりました。
流出した写真は「とても可愛い」という評価が多く、炎上の文脈とは別に「音霊魂子の中の人はこんなに可愛かったのか」という反応もネット上に広がりました。
ここで注目すべきは、顔バレが「外部の調査や特定」によるものではなく、事務所内の人間関係のトラブルから生まれた「内部リーク」だったという点です。
VTuberの顔バレはファンの特定行為が原因となるケースが多い中、今回は同事務所のメンバーからの情報提供という異例の形でした。
これは音霊魂子さん個人への不満だけでなく、グループ内の関係性が以前から複雑だったことを示唆しているのかもしれません。
前世・中の人は「はな」と特定された理由
音霊魂子さんの「前世(中の人)」として広く知られているのが、元ツイキャス主の「はな」さんです。
VTuberにおける「前世」とは、VTuberとして活動する前に別の名義や素顔で活動していた時期のこと。
音霊魂子さんの場合、2017年ごろからツイキャスで「はな」という名前で活動していた配信者と同一人物とされています。
「はな」さんと音霊魂子さんが同一人物とされる主な根拠は以下の点が挙げられています。
| 共通点 | 詳細 |
|---|---|
| 出身地 | どちらも島根県出身 |
| 上京時期 | 同時期に上京したことが一致 |
| ラーメン好き | どちらもラーメンへの強い言及がある |
| 声・話し方 | リスナーによる照合で一致とされる |
| 活動内容 | 声を使った配信活動が共通 |
音霊魂子さんはWikipediaや各種インタビューにおいて、島根県出身であることを自ら公表しており、そもそも出身地についての秘匿意識が低かったこともポイントです。
前世特定の根拠についての注意
ただし、「はな」さんと音霊魂子さんが同一人物であることはあくまで状況証拠によるものであり、本人が公式に認めたわけではありません。
音霊魂子さん本人は「ただの根暗陰キャのクソガキ」という自己紹介はしていますが、前世については明言を避けています。
インタビューでは、高校入学後に居場所を見つけられず中退し、バイトをしながら通信制高校に通っていた経歴や、もともと個人でアテレコ動画を投稿していたところあおぎり高校の初代代表にスカウトされてVTuberデビューが決まったというエピソードを語っています。
前世「はな」説は状況証拠の積み重ねとして広く認識されていますが、あくまで確定した情報ではない点は押さえておきましょう。
活動再開後のコメントと現在の状況
無期限活動停止から約3か月後の2023年7月10日、音霊魂子さんは突然ライブ配信を開始し、活動再開を果たしました。
復帰配信は約8分という短いものでしたが、その内容は一連の騒動に対する真摯な言葉が並ぶものでした。
「ゼロからスタートする気持ちで、もう一度ファンから応援してもらえるように頑張りたい」
「メンバーやリスナーに迷惑をかけたことを改めて謝罪したい」
という言葉が印象的で、なんか、シンプルだけど重みのある言葉でしたよね。
活動停止期間中は実家の島根県に帰省し、VTuberになってから初めてのアルバイト経験をしたことも語られています。
そのバイト経験を通じて、お金を稼ぐことの大変さを身をもって感じ、長いVTuber活動の中で「天狗になっていた部分があった」と気づいたと話したそうです。
また、活動停止中に同じグループの大代真白さんが「あいつ、変わろうとしているぞ!」と語っていたことも話題になりました。
グループの仲間がその変化を感じ取っていたというエピソードは、ファンにとって嬉しいニュースだったのではないでしょうか。
2026年3月現在も、あおぎり高校のメンバーとして活動を継続中です。
登録者数は52万人(2026年2月時点)を記録しており、復帰後も着実にファンを増やしています。
炎上・活動停止という大きな挫折を経て、音霊魂子さんは「ゼロからのスタート」を現実にしつつあると言えそうです。
音霊たまこの炎上のまとめ
- 音霊魂子(音霊たまこ)はVTuberグループ・あおぎり高校のメンバーで最古参。2018年10月27日にデビュー
- あおぎり高校はviviON(旧クリエイトリング)が運営するVTuberグループ
- 炎上の発端は2023年2月に起きた「裏ヴァロ騒動」
- ニコニコ有料配信をドタキャンして裏でVALORANTに興じていたことがSteamアカウントの流出で発覚
- 配信時間中のプレイ履歴がSteamデータから証明されるという、データによる「炎上の証拠」が出た点が特徴的
- あおぎり高校から支給された公式用Steamアカウントを誤って使っていたことも炎上の火に油を注いだ
- 号泣謝罪を行ったが、「今後もゲームはやめない」「配信をずらして遊んだことも」といった発言がさらなる批判を招いた
- 同年3月13日、生配信中に「猿でもチョンでもできる」という差別発言で再び炎上
- 差別的意味を知らなかったとのことで、本人と運営が謝罪・厳重注意処分を発表
- 2023年3月15日に本人が活動自粛を発表、その後2023年4月13日にviviONが無期限活動停止を正式発表
- 運営は活動停止理由として「プライベートを優先し過ぎ、自制の効かない行動が目立っていた」と説明
- 栗駒こまる・石狩あかり・大代真白・山黒音玄も裏ヴァロが発覚し、グループ全体のコンプラ教育が実施される事態に
- 顔バレは外部からの特定ではなく、同事務所メンバーからの内部リークという異例の形で起きた
- 活動停止中は島根の実家に帰省し、人生初のアルバイトを経験。お金を稼ぐ大変さを実感したと語る
- 2023年7月10日に「ゼロからスタートする気持ちで」と復帰宣言。2026年3月現在もあおぎり高校メンバーとして活動継続中

